・コクピット・隔壁
デアゴスティーニの純正状態で、コクピット隔壁はコクピット照明パネルによって点灯するようになっています。
しかし、純正状態では光の輪郭がボケてしまい格好良くありません。
そこで、後部計器板の点灯も行うために、ParaGrafixのエッチングパーツを使用しました。
隔壁の前にコクピット・ドアの改造です。
デアゴスティーニ純正状態では、このようにドアが奥まってしまっています。
プラ板などで嵩上げしてコクピット・ドアステッカーを手前に貼るようにすれば簡単に奥行きをなくすことはできます。
エッチングパーツ「Cockpit Photoetch Set」の中にはドアのパーツも含まれていたので、折角だからこれを利用することにしました。
ドアとその周りのクッションが別パーツになっています。
しかし、シャープさが売りのエッチングパーツ故に、クッション部分が薄すぎます。
そこで、クッション部分にプラ板を貼って立体的にしてみました。
エッチングパーツのドアには小窓が開いていますが、映画のセットではこの部分に赤い文字が表示されています。
更に、ドアの各パネルには小さな白い光点が並んでいます。
これらを点灯するための加工を行いました。
コクピット・ドアの上部裏面を切り取ってコクピット照明パネルの明かりがドアに当たるようにしました。
小窓の裏にはハセガワのクリアーフィニッシュ(レッド)を貼付し、表にはエッチングパーツに付属されているデカールを貼付しました。
各パネルの光点には光ファイバーを使用しました。
光ファイバーの断面が下向きのため、これだとコクピット照明パネルの明かりをダイレクトに拾うことが出来ませんが、ファイバーの側面からも拾う事が出来るようです。
隔壁はガンメタリックで塗装しましたが、白くした方がデカールの発色が良いそうです。
側壁には小さな凹みが多数並んでいますが、穴が開いていません。
光が通るようにするため、パーツを切り出す前にピンバイスで凹みの内のいくつかに穴を開けておきました。
エッチングパーツの隔壁を取り付けるために、純正のコクピット隔壁を加工しなければなりません。
外周も切削する事になっているのは、側壁に光を導くためと思われます。
しかし、側壁にはLEDを別途用意する予定だったので、この面倒な加工は行いませんでした。
左写真は加工前の表側、右写真は加工後の裏側ですが、この後にコンソールの配線を通すためのトンネルをドアの下に追加しています。
隔壁の表側には付属のデカールを貼付し、裏側にはデカールの色を参考にしながらハセガワのクリアーフィニッシュの各色を貼付しました。
エッチングパーツのつなぎ目には遮光目的にアルミテープを貼付しました。
蛍光灯部分にはプラ板を当ててあります。
側壁のテーブルは、エッチングパーツのテーブルにプラ板を追加して段を再現しました。
コクピット照明パネルを試験点灯した状態です。
エッチングパーツのお陰で、四角い光もシャープに光っています。
「帝国の逆襲」では、コクピット連絡チューブのリング部分に赤いランプが二つ見られます。
これを再現するために、3mmの砲弾型赤色LEDを埋め込みました。
リング部分と面一にするためにLEDの先端を削ってあります。
コクピット隔壁側壁の照明にはLEDテープを2本使用しました。
赤色LEDを埋め込むためにLEDテープに穴を開けましたが、LEDテープの通電には問題ないようです。