・主船倉

 こちらはマガジンに掲載されている主船倉の完成写真です。
 船内細部が再現されていることが売りの一つですが、こざっぱりとした部屋になっています。
 本当はゴチャゴチャした部屋のハズですよね。


船倉ドアライナー

 これは主船倉の入口にある船倉ドアライナーです。
 レッサーかずさんのアイディアを拝借してディテールアップします。


 リューターを使用してドアライナーに溝を掘ります。
 前面には小さい窓が均等に並んでいますが、映画のセットでは大きい窓と小さい窓が並んでいるので、窓の間を削って大きい窓を作りました。


 さかつうギャラリーの1/24プラグコード(黒・赤・青)や絹糸をネジって配線の束を作って、ドアライナーの溝にはめ込みました。


 PANさんがやられていたディテールアップ方法を参考に、真鍮線を貼り付けて更にディテールアップしました。


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船倉壁(R)

 上段左は「新たなる希望」の、上段右は「帝国の逆襲」の映画セットの写真です。
 デアゴスティーニ純正状態でも配管はそれっぽい感じになっていますが、そのレイアウトは「新たなる希望」の物です。
 デアゴスティーニのミレニアム・ファルコンは「帝国の逆襲」のレプリカのハズですから、配管も「帝国の逆襲」に似せることにしました。


 船倉ドアライナー(外)船倉ドアライナー(内)の間に配管があるようです。
 ウェーブの1.0mm径スプリングの中に真鍮線を通してドアライナーに沿わせました。


 アーチの右側に配管が接続する窓を開けます。
 この窓の中にはゴチャメカが入っているので、KOTOBUKIYAの丸ノズルとダクトノズルを詰め込みました。
 縁取りは0.2mm厚のプラ板です。
 左上写真は穴開け途中の写真で、最終的にはもう少し大きくなっています。
 しかし、もっと横幅を取るべきでした。


 配管は線径2mmのハンダを使用しました。


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ベッド

 ベッドもこざっぱりした造形になっています。
 映画のセットではベッドの上にエアコンの吹き出し口のような天井があり、ベッド周りの配管はこの天井に接続しています。
 ベッド周りの配管を綺麗に収めるために天井を増設する事にしました。


 プラ板で箱を作るようにして天井を作成しました。
 ベッドの高さは、接合部に3mmプラ棒を挟んで高くしてあります。
 また、ベッドの縁の形が違うため、プラ板で形を整えています。
 でも、こんな形では寝にくいですよね?
 映画のセットでは吹き出し口の仕切りは3枚なのですが、バランスを考えて2枚にしました。
 吹き出し口にはKOTOBUKIYAのメッシュプレートを使用しました。
 ベッドのクッションは0.5mm厚の鉛シールを使用して作成しました。
 セットではクッションに窓が開いていて奥の壁にもモールドがありますが、本体完成時には見えなくなってしまうと思うので省略しました。
 ベッド脇の配管は線径2mmのハンダを、ベッド手前の円筒形のパーツはペアーハンズのパーツを使用しました。


 船倉壁(R)のベッド側の配管は、線径2mmのハンダと中に真鍮線を通した1.5mmnスプリングを使用しました。


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ベッドサイドのゴチャメカ

 ハイパードライブの修理の際に弄っていたベッドサイドのゴチャメカを再現します。


 ベッドサイドに直接パーツを貼り付けても良かったのですが、ベッドを分解する際に支障が出ないようにするために別パーツとして両面テープで貼り付けることにしました。
 メカが入っている小窓が並んでいて、そこから下の丸いパーツに配線(配管か?)が接続されています。
 小窓は6つあり、右から3番目のメカはサイズが違うようです。
 スペースの関係で小窓を6つも作ることは出来ないので、4つに減らしました。
 ゴチャメカは市販のディテールアップ用パーツや手元のジャンクパーツ、プラ棒等でそれっぽい感じにして、コードでデコレーションしました。
 @:J-センサーセット(WAVE
 A:プラユニット P160 丸ノズル(KOTOBUKIYA
 B:プラユニット メッシュプレート(KOTOBUKIYA)

 ゴチャメカの上にも大きめの窓があり、メカが詰まっています。
 ここはベッドの横の壁を彫り込んで窓を開け、ジャンクパーツを詰め込みました。


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船倉壁(F)

 船倉壁(F)はデアゴの純正状態では何もありません。


 そこで、shapewaysの3Dプリント・パーツ「Hold Wall Glue On」を使用してディテールアップします。
 3Dプリント・パーツの素材は一番安かったWhite Strong & Flexibleを選んでしまったため、表面がザラザラしています。
 作者が勘違いしてしまったのか、2本の細い配管の位置を間違えています。
 配管を切除して真鍮線で作り直しました。
 他にもディテールが足りないため、真鍮線・プラ棒・ハンダ・ジャンクパーツ等を使用してディテールアップしました。
 太い配管のストライプは塗装ではなくビニールテープです。
 テープのままでは表面がテカテカしてしまうため、艶消しのトップコートを吹いて質感を整えました。


 映画セットではこの梁の上に蛍光灯が入っているようですので、これも再現しました。
 梁の上にプラ板を渡して、裏にチップLEDを貼り付けました。
 太い配管の裏にスペースがあるのでそこに配線を引き回してCRDを接続していますが、処理が汚くて恥ずかしいのでお見せ出来ません。


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ベッド周囲の照明

 シート部照明は、映画セットでは半円形の照明がベッド下のフレームに取り付けられています。
 ベッド下に3mmの穴を開け、砲弾型LEDを二つ取り付けました。
 カバーは5mmのプラパイプを半分に切り、端を3mmプラ棒で塞いだ物です。
 カバーとカバーの間の連結部分も3mmプラ棒です。


 ラウンジシート支持物(このパーツ名は何とかならなかったのか・・・)の凸モールドに合わせて穴を開け、光ファイバーを植えました。
 光源のLEDはベッドの下に取り付けました。


 ベッドの天井にも照明があります。
 天井を作った時には照明を取り付ける事までは考えていませんでした。
 そのため内部にLEDを取り付ける余裕はないため、チップLEDを表面に貼り付けました。
 配線はベッドの船倉壁(R)側の面に穴を開けてベッド内部に通しています。
 配線は大変細いため、塗装してしまうと殆ど分かりませんね。
 照明のカバーはプラパイプを輪切りにした物です。


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 ラウンジシートとホロゲーム・テーブル

 ラウンジシートとホロゲーム・テーブルは、shapewaysの3Dプリント・パーツで置き換えました。
 ラウンジシート → MILLENNIUM DEAGO HALL COUCH CUSHIONS
 ホロゲーム・テーブル → MILLENNIUM DEAGO DEJARIKK DRILLED


 ホロゲーム・テーブルには、光ファイバー用の穴が開けられています。
 ボタンっぽくするために、ファイバーの先端はハンダゴテのカバーに押し当てて整形してます。
 ボタンの色ですが、「新たなる希望」では一方のボタンが全て赤で、もう一方は全て青に光っていました。
 しかし、「帝国の逆襲」では船倉壁(R)で紹介した写真を見て頂くと分かるように赤と青が交互に光っているようです。


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主船倉床

 主船倉床はメンテナンス・ハッチのモールドはあるものの、格子にはなっていません。
 ここもshapewaysの3Dプリント・パーツ「MILLENNIUM DEAGO HALL GRILLE W PITS WELD」を使用してディテールアップします。


 床を裏には主船倉を本体のフレームに固定する際に使用すると思われる丸いモールドが4つあります。
 これらを残すようにして床をくり貫きました。
 残した床の一部は、3Dプリント・パーツの床が嵌まるように1mm削らなければなりません。
 また、3Dプリント・パーツの床を支えるために縁の所に段を作りました。
 こうすることによって、3Dプリント・パーツの床は接着せずに置いておくだけと言うことが出来るようになりました。
 最終的に主船倉の各壁が完成したところで床を接着固定しました。


 購入した3Dプリント・パーツはメンテナンス・ハッチが閉じた状態の物でしたが、PANさんが自作されたメンテナンス・ピットの縁を頂戴したので、ハッチを開くことにしました。
 開いたハッチはshapewaysの3Dプリント・パーツ「YT1300 DEAGO HALL PITS GRILLE」を使用しました。
 内部はジャンクパーツでデッチアップしています。


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船倉壁(B)

 船倉壁(F)に対して船倉壁(B)はデアゴ純正でもそこそこ形状をしています。
 しかし、実際の映画セットと比べると全く違います。
 痛々しいほどに色々な物が省略されています。


 この壁もshapewaysの3Dプリント・パーツを使用してディテールアップしました。
 使用したのはDeAgo Millennium Falcon Frames (rear)DeAgo Millennium Falcon Pipes (rear)です。
 素材は船倉壁(F)との統一感を考慮してWhite Strong & Flexible Polishedにしました。
 表面の配管や小パーツが再現されている商品(DeAgo Millennium Falcon Frames and pipes (rear) HD)もありますが、船倉壁(F)のように後から追加した方がディテールにメリハリがつくためこのパーツを選択しました。


 土台部分には配管は再現されていますが換気口がありません。
 換気口があるのは四分割されている土台のうちの中央二ヶ所で、両サイドは枠のみです。
 KOTOBUKIYAのメッシュプレートとプラ棒を使用しました。
 換気口を作る際に配管は邪魔だったので切り落として半丸プラ棒で作り直しました。


 フレームの両側面にはさまざまな配管や配線がありますが、全貌を詳細に見ることが出来る資料がありません。
 マガジンや映画のシーンから情報収集して、どうしても分からない部分はデッチアップすることにしました。


 0.3mm真鍮線、0,5mm真鍮線、1mmプラ棒、J-センサーセット(WAVE)、NP-044(気動車排気管ベンチレータータイプ)(ペアーハンズ)、NP-067(ブレーキシリンダー)(ペアーハンズ)、Y-Wing(バンダイ)、プラ板などを使用しました。


 フレーム内部の太い配管は船倉壁(F)とは違って別パーツで塗装作業が容易だったため、マスキングして塗装で再現しました。


 船倉壁(B)の上方には、船倉壁(R)から船倉壁(L)まで渡るように青とグレーの配管があり、テクニカル・ステーションの上では更にグレーの配管が2本あります。
 テクニカル・ステーション上のグレーの2本の配管の行き先が暗くてよく分からないのですが、画面上だとこんな風になっているような気がします。
 太い配管の上にはチップLEDを4つ取り付けて電飾しました。


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テクニカル・ステーション

 テクニカル・ステーションもshapewaysの3Dプリント・パーツで置き換えました。
 使用したパーツはMILLENNIUM DEAGO SET NAV CONSOLEです。
 デアゴ純正のテクニカル・ステーションと並べると、やや大きめであることが分かります。
 テクニカル・ステーションの後ろの壁(アルコープ・バックパネル)はDeAgo Millennium Falcon Deeper hold part 3 of 3を使用しました。


 ディテールは良く出来ているのですが、斜めになっているはずの背面が垂直になっています。
 商品説明のイラストでは斜めなんですけどね。
 前面の傾斜に合わせて背面(実際には側面と上面)を切り取って斜めにしました。


 塗装した後に光らせたいボタンの部分の塗装を削って剥がします。
 すると、後ろから照らせばこの様にボタンを光らせることが出来ます。
 このパーツには元々光ファイバー用の穴も設けられているので、光ファイバーを挿入して裏側から数mm突き出た所でカットしました。
 各所にチップLEDを配置して、アルミテープを貼った裏蓋を取り付けました。
 このパーツでは右上のレンズが再現されていないため、透明プラ棒の頭を球面に削って取り付けました。
 ここにも光ファイバーを埋め込んでいるため、イイ感じに光ってくれました。


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船倉壁(L)

 船倉壁(L)は見事に何も無い壁になっています。
 折角開けられている回路端末室の扉の向こうにはパーツが何も用意されていないため穴が開いているだけ。
 ホント、この壁は最悪です。
 写真の船倉ドアライナーは改修途中の物です。


 向かって右側にある楕円形のメカはshapewaysのBack wall Greeblie for Deagoを使用しました。
 このパーツは配管が一体成形されているのですが、造形がイマイチなので配管部分は切り取ってプラ棒で作り直しました。


 楕円形メカの横にある小部屋の樽は、主船倉の床に配置するために購入したshapewaysのMILLENNIUM DEAGO HALL BITS 1の樽を複製して使用しました。


 樽が置いてある小部屋と船倉ドアライナーの間に窓を開けて配線を詰め込んだり、ハシゴ状のパーツを製作して取り付けました。


 回路端末室の扉は形状が違うためプラ板で作り直しました。
 扉周囲はshapewaysのDeAgo Millennium Falcon Light & Panels(Port Wall)DeAgo Millennium Falcon Junction Box、ジャンクパーツ、ハンダ線などを使用してディテールアップしました。


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回路端末室

 デアゴ純正では完全に省略されてしまっているので、プラ板で部屋の壁を作ってジャンクパーツでデコレーションしました。

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主船倉床上の小物

 shapewaysのMILLENNIUM DEAGO HALL BITS 1を使用して床上に小物を配置しました。
 小物によって折角のディテールアップが見えなくなってしまうのは心残りですが、小物は全て床に接着しています。

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